師に習う意味。

昔は古武術や中国武術は書籍しか無くて、写真や絵じゃ動きは解らないし説明通り真似しても合ってるんだか違うんだか分からず大変だった。

 

今はネットに動画は溢れてるし、詳しい説明も使い方もある程度調べられる。

 

自分なんかも色々観ていると良い勉強になる。

 

刺激ももらえるし、気づきも有るし。

 

でも、動画を観たり理論を勉強してるだけの人で武術を身に付けた人はいないんじゃないかなぁ。

 

もしいたら、かなりの天才か?。他の事で下地がある人。

 

何故、あれだけ情報があって身に付けられないのか?

 

他のスポーツもそうじゃないかなぁ?

 

人に習うのは動きや理論をベースにした、身体操作のイメージだから。

 

理論的に伝えようが、感覚的に伝えようが、スポーツのコーチングは教える方のイメージを教わるほうがどれだけ受け取れるかだと思う。

 

教える方も、誰かから受け取ったイメージを自分の中で育てて人に伝える。それが伝統。

 

一部の天才を除き人は何もないところから、洗練された物は生み出せない。

 

例えば、皆んなが使っているスマホ。

 

天才スティーブ・ジョブズが彼のイメージを形にした。

 

それ以前と以後では皆んなのイメージは全然違う。

 

i Phoneの機能、使い勝手を見て触って、そのイメージを身に付けた人がたくさん出て来たから。

 

やがてAndroidが出来て凄い勢いで進化してる。

 

話は変わって。

今、武術や格闘技にも沢山の流派や団体があり、教えてる人や個人によっても技術や戦術ががう。

 

よく、どれが一番強いか?って話になるけど(笑)

 

ナンセンス!

 

強いっていうか、有利不利は状況や舞台で180度変わるし、もしルールや

状況を統一しても人によって、また個人の工夫によって同じ流派が強くも弱くもなる。

 

多様性!

 

それが正しい姿だと思う。

 

水が流れるように伝統武術も個人の工夫によって変化して行くべき。

 

勿論、骨格となる套路や稽古法は絶対に必要だけれど。

 

そういう意味では時代によって注目される流派が違ったり、強い人が多岐にわたる流派から出てきたりする今の状況は、正しいと思う。

 

ダメなのは、伝統を重視するあまり思考停止すること。

 

どの流派も伝統的な套路や稽古法はシステマチックに優れたものが多い。

 

でも、そこでとどまっては勿体ない。

 

それを身に着けた上で自分の工夫で実用的に変えていく。

 

そこが本当に面白い。

 

うちの生徒さんには、一日も早くうちの流派の基礎と身体操作のイメージを身に着けてもらい、自分なりのスタイルを工夫、確立していってもらいたいなぁ。

 

では!

心技体の話

よく、日本の武道で”心技体”って言うでしょ!

 

あれは武道、武術の摂理をよく表していて、技よりも体よりも先に心がある。

 

まぁ、一般的に武道家は人格者であれって意味で言われたりするけど、自分の解釈は少し違うんさ。

 

実はこれが解って実践出来ると、全ての物事に通じたりする。

 

仕事だったり人間関係だったり、趣味やスポーツなんかの全てのパフォーマンスが上がる。

 

武術、武道や禅、道教なんかにはそんな魔法の摂理が隠されてるんだよね。

 

ここはタイチークラブのブログなんで、武術、武道的観点から説明したいと思う。

 

まず心とは何か?

 

心理学の用語で言うと、潜在意識と言われる部分。

 

皆んなが普通に意識出来る部分が顕在意識って言って、一説によると意識の中の3%と言われる。

 

それでね、心と体はつながっていて、干渉しあっている。

 

顕在意識と潜在意識を含めた部分が体を動かしたり、行動に影響したりしている。

 

大きさで言うと潜在意識は意識の97%!

 

いくら意思の強い人でも、禁煙やダイエットが続かない訳だよね笑

 

潜在意識の中には、人としての本能や自身に対するイメージがあり、物事を行い続けるには、意思だけではなく心の部分である潜在意識も味方につけなくてはならない。

 

いざと言う時身体を動かすのもそう!

 

本能や自分自身のイメージが行動を決める。

 

最初の話に戻るよ。

 

心技体で、1番最初に心があるのは、どんなに凄い技を習っても、強い身体を持っていても心がダメなら役に立たないから。

 

武術や武道、格闘技を習っていて戦える実感がない。

 

または、戦えると思っていて実際動かなかった。

 

って人がいる。

 

勿論、ここの太極拳どうなの?ってところも多いけど、実戦を想定してカリキュラムを組んでいるところを前提に話すよ。非常に少ないけど笑

 

稽古して技が出来るから戦えるんじゃなくて、戦えると心から思っているから稽古した技が使えるんだよ。

 

だから、武術家は技と一緒に心を鍛える必要がある。

 

って言うと、何か厳しい修行をすると思うかも知れないけど違うよ。

 

心を変えていく。

 

説明すると、持って生まれた資質と環境や今まで生きてきた経験がその人の心を作っている。簡単に言うと自己イメージ。

 

自分自身のイメージがネガティブならば、ポジティブに変えていくのが心を鍛えるって事。

 

普段行う方法としては、

 

1)出来たことをなるべく沢山数える習慣をつける。

稽古の中で、前回出来なくて今回出来たことを強く意識する。

毎日、「部屋の掃除が出来た。」「時間にちゃんと起きられた」簡単な事でも 出来た事を意識して数える。

 

2)ステータス以外のものを信じる。

ウチの生徒さんで言えば自分やK師範だったり、流派だったり、型だったり。

「これを稽古しているから強い」と自己暗示をかける。

技のキレや威力、戦歴を頼りにすると、それ以上のものに出会った時自信がぐらつく。

 

3)周囲のストレスを排除する。無理ならばストレスを軽減する習慣をつける。

よく言われるのが、ストレスのかかる場面で自分自身を1m上から冷静に見る感覚を意識する事。あたかも自分自身を画面上で操作する感覚。

 

4)ネガティブな事を引きずらない習慣をつける。

起こった事を、出来事として認識する。対外的に謝った後の反省は必要ない。

再発防止対策を考えたら過去のことにする。

 

5)悩まない。

考えるのと悩むのは別。考えて行動するが、悩まない。

考えて対策が出ない時は放置。何とか出来る時期では無い。

 

一見、武道に関係無いと思うよね?

 

そう、仕事だろうが趣味だろうがスポーツだろうが心(意識)が身体と技を使って行うのは変わらない。

 

一番良いパフォーマンスを出すには、心の状態=良い自己イメージ=自信が有る状態にしないとダメなんだよ。

 

よく武道は心も体も鍛えるって言うけど、逆で心が良い状態(自信がある状態)出ないと練習の時しか技が使えない。

 

後、身体から心にも大きく影響する。

 

身体が怠かったり、寝不足だったりすると心がマイナスに動く。

 

身体に負担の無い生活や食事も大事。

 

うちで教えている武術の内、太極拳と八卦掌は特に身体を整えるのにも良いからね。

 

でも、いくら稽古を頑張っても不摂生や強ストレスには勝てないから生活の改善の方が大事かな!

 

ちなみに今のクラスではまだ技を使う稽古はして無いよ。

 

でも、皆んないずれ使う稽古をするわけだから、今のうちから心を鍛えておいてね。

 

では!

まとまらないなぁ!後で修正するかも!

今回は武術の武器術と徒手術について書こうかな !

 

まずね、一般的に武器(兵器)は手の延長って言われるけど。 

 

さらに進めて考えると腕は体の延長、 体は足の延長ってなる!

 

 足と体と手の協調が徒手術の使い方ってことになって、そのまま武器術の使い方ってことになる。

 

つまり武器術も 徒手術も基本的には同じ技術なんだよね!!

 

てか、大体の東洋の武術は 武器の方が先なんだよね。

 

まず武器術があって 同じ身体の使い方で徒手術を行う形態が出来たんさ。

 

本当に必要に応じて武術が発達してきたとすれば、そう考えたほうが自然だよね!

 

今、 タイチークラブでは武器の練習っていうのはしてなくて徒手での形稽古と身体操作の稽古をしてるんだけど、それはその練習が武器術の練習にもなっているから。

 

もちろん剣や棍の套路には、それ用の細かいテクニックは含まれてるだろうし、例えばヌンチャクとかサイとか専用の技術を習得する必要のあるものはあるけど、身体操作を習得した状態がベースになるのはどれも同じ。

 

逆を言えば、身体操作さえ習得してしまえば、自分の工夫と少しの練習で武器術もある程度使えるということになる。

 

さらに専門にやりたい武器術を稽古しても良いしね!

 

結局、徒手術を稽古しようが武器術お稽古しようが、まず習得しなければならない基礎は一緒ってこと! 

 

まあ武器をやりたいっていう生徒さんもいると思うけど、 教える効率の問題でタイチークラブではいくつかの拳種の徒手の稽古で基礎を習得してもらっている。

 

タイチークラブでは武術としても護身術としても、いろんな技を教えているけど 、この汎用性の高いところが現代だからこそとても有効だと思っている。

 

例えば日本で剣なんか持って歩けないでしょ。 

 

持ってるだけで捕まるし 身を守るためでもそれを使えば罪になる。

 

まあそれは飛躍しすぎだけど 。

 

知ってもらいたいのは武術の考え方と身体の使い方を 身につけてさえいれば、その辺に置いてある椅子でさえ刃物に対して決して破れない盾になる。

 

押し込んで相手を崩す武器になる。

 

手に持ったカバンでも傘でも足と体を連動させれば有効な武器になる。

 

もちろん基礎習得の後、対人練習や位置取り、力の流れを感じる練習は必要だけどね。

 

本来、武術は格闘技みたいにある条件の上で戦うことに特化したものではないし、使う武器や状況、フィールドを決めるものではない。

 

そもそも戦うためだけのものではないしね!

 

どっちかって言うと負けない技術。

 

流派や系統によって、守りに特化したり、先制攻撃に特化したり、騙しや不意打ちを使ったり戦略は違うけど(笑)

 

格闘技と比べる人も多いと思うけど、戦う必要があって勝てれば戦うのが武術。

 

逃げるもOKだし、勝てなければ勝てる状況にして戦う!

 

稽古はね、ちゃんと体系立って深い技術と原理原則があるよ。

 

1対1、1対多数、対武器の想定をして技術を磨かなきゃならない。

 

それはそれは大変なんだけど(笑)

 

だけど本質の部分以外は形がないのも 武術!

 

本質の技術さえ変わらなければ(基礎を身に付ければ) 他流派の技を参考にしても良いし、 自分で技を工夫しても良い!

 

大事なのは本質が変わってないかと有効かどうか!

 

それに 形がないって事は、当然環境や状況で武器や戦術も変えていく必要がある。

 

例えばね、自分がもし転勤なりでアメリカの危険な地域へ住む場合、武術を修行する者として現地の情報を集め、ライセンスを取って銃を買い射撃の練習をする。

 

武術なんて使わないよ!

 

撃たれて死ぬもの(笑)

 

しっかり稽古して対武器も想定して稽古して、実際は一番リスクの無いものを選択する。

 

矛盾しているようだけど、緻密な精度で型通りに意識しないで動けるよう反復稽古をして、形や決めつけにとらわれず自由に動くのと両方合わさって初めて武術として成立すると思う!!

 

稽古はするけど、それにとらわれないで最も有効な手段を選択する!!

 

特に現代では、情報収集やリスク管理に始まって、護身グッズ、防犯グッズから法律の知識まで徒手空拳の技より有効な方法はたくさんある!

 

それは流石に違うだろって声が聞こえてくるようだけど(笑)

 

生活が武術だからね!際限はないよ!

 

でも、繰り返し言うけど型通りの伝統的な稽古と自由自在で柔軟な考え方と両方必要。

 

裏と表。

 

陰と陽。

 

まとめると、徒手の動き方を突き詰めていくと武器の使い方に通じる。

本来、武術は臨機応変なものだから、同じ身体の使い方で色んなものを武器として使えるようになる。

でも実用では稽古した技にとらわれず柔軟に考え動く必要がある。

核となる厳格な動きや技を習得して、それにとらわれない柔軟な考えを身につけると(昔は固執したら負けて死んだからね)生活していくのにとても役に立つようになる。

 

うちの生徒さんもしっかりした、武術の実力と汎用性を身に着けていって欲しいと思う今日このごろです(笑)

 

では!

 

武術修行のその先。

タイチークラブで稽古している、古い武術と現代武術やスポーツは明らかに違う。

まぁ、歴史から言えば柔道の祖は柔術、剣道の祖は剣術、武術競技の祖は中国の伝統武術なんだけどね!

ただ、技術的には一部継承しているけど、概念が全然違うと思う。別物。

前は、自分も混同していて稽古していてもしっくり来なかったんだけどね(笑)

別の物と考えると納得できる!!

古伝は流派によって講釈も多いし太平の江戸期と戦国期、大陸では時代や地方で目的も戦い方も違うから一概に言えないけど。

他の流派、門派は解らないし、特に武術の歴史について調べたわけでもないから、実践者として感じたままに違いを書くね!!

まずね、一番の違いは稽古方法だね。

古い武術は基本稽古、型稽古が中心。

対人稽古も型になるし、試合形式の稽古は凄く少ない。

現代の武道も基礎は重視するけど何年もそれだけやらないでしょ!

しかも殆どの流派は基礎は独り稽古!てか、独りで鍛錬できるように作られてる。

古流に試合形式の稽古が少ないのも、危ない技が多いから出来なかったって人もいるけどそれだけじゃない気がする。

コンセプトが違うんだよね。

古武術は、その流派その流派の身体の使い方の習得を重視する。

立ち方、歩き方、食事を取る時も寝るときさえも。

そのために基礎の本当に簡単な動きを何年もやる。

生活=武術、武道で、身体の使い方が生活にも役だったりする。

危険は人との戦闘だけじゃなく、野生の動物や戦では罠なんかもあったからね!

対人戦闘や素手同士の戦闘に特化しても無意味。

まず、効率的な身体の使い方を習得して危険に備え、その身体操作をベースとした戦い方が型として残ったのだと思う。

もっと言えば精神面まで考慮して作られていたりする。

隙がないってやつww

武術は生活に密着したものだって自分が言ってるのもそういった意味だし、タイチークラブが護身術をうたってるのもそう思うから。

現代武道をディスってる訳じゃないよ!

プロ格闘家とかのテクニックや能力は超人だと思うし。

ただ、そもそも現代の武道や格闘技と古流は向いている方向が違う。

今はね、身体の使い方を身につける事そのものを目的として楽しむ古流愛好者が多いけど、本来は身につけた動きや技を手札の1つにしてどう勝つか。

または、どう切り抜けるか。

が、武術修行の目的。

そのへんが現代武道と決定的に違うところなのね。

つまり、求めてるのは結果であって方法や経緯は関係ない!!

特性からするとタイチークラブの武術はスポーツっていうより作業に近くって、無理なく続けられるし、痛いスパーリングや定期的な激しい運動もしなくて大丈夫。

型の中にうちの技の長所を活かせる戦略が詰まっているから、ちゃんと身につけられれば護身術としても十分な威力を発揮する。

なので技を稽古するだけでも楽しいけど、生活の中での危険予知や冷静な状況判断、対策や戦略なんかを隙きなく行えるまでに武術を広げて修行するのが本当だと思う。

勿論、基礎稽古は一生です(笑)

では。

中国武術の真実その3。

前にも書いたけど、大陸の文化は鶏を鳳凰と言い蛇を龍と言う文化。

なので正直いろいろな武術の発祥や歴史はわからないが正しい!

仙人を開祖とする門派も多いし、少林寺を元とする門派も多いけど。

まぁ、そんな訳無い!!

物語では昔から少林寺と武当山は有名だったらしく、あやかって自称したり、、、、。

映画の少林寺が有名になって少林系を冠した門派も多かったのでは、、、。

と、思う(笑)

看板はともかく究極の弱肉強食地域の大陸を生き抜く手段として使われたのが、一族の結束だったり金銀だったり科挙(一族の中で頭の良い子供)だったり武術だったりした訳!

タイチークラブが護身術を詠っているのも中国武術に対しての自分のイメージが一番それに近いから。

でも武術は身を守る手段の1つであって昔も今もそれだけじゃ不十分。

状況判断と危険予知能力は鉄板として、現代ならば法律の知識やお金や人脈とかもかな?

皆それぞれの自分の状況を見で頭を柔らかく自分自身で何が必要か考えるのが大事!

太極拳愛好家なので太極拳の歴史を言うと、伝説では仙人の張三豊が少林寺で修行した後、武当山で創始したってなってるけどね。

太極拳は愛好者が多いのである程度調べられてて、400年くらい前に陳家溝の陳家家伝の武術から生まれたってのが通説。

いわゆる陳氏太極拳だね!

もっとも分派の楊氏太極拳が有名になるまでは陳氏拳とか呼ばれていたらしいけど。

陳家溝でね、太極拳が門外不出だったのは本当だと思う。

大陸の状況から言って自分の強力な武器を敵に渡すようなものだからね。

この辺は日本の武術も同じなんだけど、武術ってのは有効であれば有効であるほど財産だからね。

簡単に教えない。

高いお金を払って嘘を教わる人も居たみたい。

特に大陸は騙される方が悪いって文化だし。

日本では逆に技ってより免状や印加が権威になって巻物自体を高値で貰える流派もあったらしいけど。

免状があれば人に教えて食べていけるからwww

あと、師伝だと道理から外れて見た目だけの門派もあるらしい!

もっとも、見た目だけだからって師匠やそのまた師匠が使えないとは限らない。

解ってて嘘を教えているだけかも(笑)

正に玉石混交!

本当のことを教えてもらえなくて、自分の工夫で使える武術に変えた人もいるしね。

日中問わず古流は元々そう言う世界。

騙される方が悪いし、見抜けない方が悪い。

本物に出会えたとしても、師匠が本当のことを教えてくれるくらい信頼得られなかった方が悪い。

運や縁もある。

タイチークラブは安価で本当のことを教えるべきだと思って立ち上げたんだけどね。

自分らでも本物って言える確証はない(笑)

だって嘘ばっかの古流の世界で本物の基準がわからないからwww

でもね、武術なんだから技が使えれば本物だと思う!

当たり前だよね。

そう言う意味ではタイチークラブは大丈夫だから皆安心して入門しな(笑)

まあ、自分自身で判断するしか無い!

しばらくやってみて自分が納得できる部分がなければ偽物か故意に教えてもらっていないかどっちか!!

もしくは教えてもらっているけど”稽古の中で極意は自分で悟れ”的な昔ながらのやり方で、自分が解ってないか!!

でもね、たとえ素人でも、ちゃんと一定期間体験して冷静に判断すれば本物は判ると思う!

きっとね!!(笑)

タイチークラブでは、基礎が足らなくて教えられないことは有るけど基本全部事細かく教えてる!

今いる生徒さんは体験して自分自身でこれが本物だと判断したから来てくれているんだと思う!

もし、本物の武術がやってみたいって人がいたら気軽に遊びにきてね。

では。

中国武術の真実その2。

日本の武術と大陸の武術の差は人。

あちらは武士が居なかったからね!

日本と違い民間で広く行われた。

その1で書いた、何で法治国家の明や清で武術が必要とされたかだけど、、、。

そもそも大陸の国家の見方に誤解がある。

ちょっと、長くなるけど前提から書くね!

まずね。中国は一つの国じゃないのね!

大きな大きな中国大陸という土地に言葉も文字も風習も全然違う民族が何十何百と散らばって住んでいたのね。

しかも一族単位で!(村一個同じ一族とか)

その土地を一般的に天下と言って国境の概念は無い状態!

中国大陸もその外もすべて天下。

天下の中で黄河中下流域を中原と言った。

中原とは天下の中心て意味!

んで、村単位で一つの社会(国)となる、そうすると村同士が戦争をしたりする。

リアル修羅の国です(笑)

陳家溝とかそうやって出来たんだと思う。

きっと陳さん一族は無敵だったんだろうねwww

今でも田舎とかだと村同士(一族同士)が争うと村の男衆で戦争をするって話もある。

まあ、それはガセかもしれないけど(笑)

でも、あっちの人は今でも一族の絆が強い。

そして出身が違うとまったく信用しない!

それは本当。

んで、リアル修羅の国状態がつづくとね。

そのうちね、お金や権力をもつ一族が出てくる。

そうすると人を雇って私兵をつくり、近隣を襲ったりする!

注)お金=金、宝石など。 紙幣は王朝が変わると紙くずになるのであまり信用されていなかった様子。

まあ普通に盗賊(笑)

んで一番お金と兵力を集めた一族が地域の王になる。

そして国が生れる訳だけど、国境の概念も民族の概念もないから、なんたら村のなんたら一族が力をつけて天下をとって一族の何々が王となった。ってなる。

皇帝も一緒。

文献では天命によりってなるけどねww

国民国家じゃないからね。構造は簡単。

王は金持ち、皇帝は一番の金持ち!

軍隊は王や皇帝がポケットマネーで雇った私兵ってなる。

ちなみに軍は足りない分は自分で稼ぐって伝統で、官僚も自分の食い扶持は官位をつかって自分で稼ぐのが当たり前だったらしい。

そして一族の中で出世した者がいれば、その人が一族全員を養う。

人民解放軍のフロント企業がファーウェイだったり、中国共産党で賄賂が蔓延しているのも、共産党幹部の親族が国営企業の要職についていたりするのも実は伝統だからwww

話が逸れた!

んで王や皇帝以外も村単位や地域単位で軍閥や野党がたくさんいるから、実は王や皇帝も面子が潰されたりすると簡単に騒乱になる。

朝鮮討伐失敗とか、北方民族に侵入されて弱腰外交とかね!

騒乱になると中原の外から来た勢力が新しい王朝を立てたり、泥沼の中新しい王朝に取って代わられたり。

中国5000年って言うけど何度も大陸の人口が極端に減ってるし、外からの流入も有るので古代中国人と現在の中国人は別民族って研究者もいる。

漢字を作った殷の人間も全滅したか?すべて姿を消している。

実は殷っていうのは後世でつけられた蔑称で、本当の国の名前は商といったらしい。

彼らは商滅亡後、天下に散って商人となり話し言葉も書き言葉も違う人達と商売するためのツールとして漢字を広めた。

自分たちが中国や香港、台湾へ旅行へ行って漢字で何となくコミュニケーションが取れるのは彼らのお陰だね!

話を戻すと、王や皇帝が統治していたのも高い塀に囲まれた都市とその周辺。

確かに都市の中では法治だったけど、前に書いたように地方の村々では一族独自の法で運営されてたし。

他の広大な国土の殆どは無法地帯。

そもそも際限なく土地が広い上に人口は疎ら、法治は無理!

そんな中で民間で中国武術は発展してきた。

次回に中国武術について書くね!

では。

中国武術の真実その1。

思えば武術を習い始めた頃は、いろいろ誤解してたなぁ、、、。

当時の兄弟弟子も多かれ少なかれそうだったと思う。

例えばブルース・リーのファンだった奴は稽古体型に疑問を持ちながらやってたし。

これ強くなれるの?って(彼は空手もやっていた)

テレビや映画の影響で何か魔法のような必殺技が有ると思ってるやつも多かったと思う(笑)

ネットも無かったしね。

今は、いろいろ情報がとれて自分にあった趣味や興味の有るものが選べるからいいよね!!

でも、やっぱり武術の稽古に関しては当時の自分らと一緒で今も一般には理解されないと感じる。

日本人は(多分大陸もかな?)身体の使い方が明治以降変わったと言われてる。

歩き方や走り方、動き方が西洋式になった。

能とバレエを比べればよく分かる。

あそこまで極端じゃなくもコンセプトが全然違う!!

自分たちのベースが変わってしまっているから映像で見ても文章で説明されても理解できるわけがない。

武術は東洋的な身体運用で成り立っているから!!

江戸時代の人間であれば感覚的にすぐ理解できるかもだけどね!!

ちなみにどっちが優れているか問うのもナンセンス。

条件や状況によって変わるから。

一長一短。短所と長所は変化する。陰陽だね(笑)

でも、その辺が理解できないとブルース・リー好きの彼の様に”こんなの使えるの”ってなる。

使う場所と戦略が違うだけ。

だから身体の使い方も変わってくる。

中国武術についての誤解もある。

自分もこんな事やっているから気になっていろいろ調べて見たりする(笑)

昔の名人の逸話で一撃で相手を殺して牢に入った人の話がある。

牢を出たところでまた狙われて返り討ちにしたって話だけど。

また、宮本武蔵じゃないけど生涯何十人もと戦って無敗の人。

この人も何人も打ち殺している。

当時から中国は法治国家じゃ?

何故、打ち殺した話が多く有るの?

中国には日本の何倍も武術が必要とされ発展してきた背景がある。

そのへんが解ると、どういう目的と戦略で武術が成り立っているか解る。

次回から説明するよ!

では。

身体の古武術的使い方。

今日は肌寒いなぁ。

梅雨入りしたみたい。

6月5日の稽古日は若干若干蒸し暑い中、体験参加者が2名来てくれました(^^)

最近、問合せが多いのでありがたい!!

今回は男性2人。

30代半ばの方と、年齢聞き忘れたのだけど多分自分より先輩の方。

ほぼ通常のタイチークラブの稽古を体験してもらいました。

全然ハードではないのだけれど慣れないと足がつらいかなぁ(笑)

ほぼほぼ、中腰だしね!

写真は先輩の体験者と生徒さんが組み稽古中、K師範が教えてるの図。

生徒さんが大きいので体験者さん見えないけどね(笑)

これ型稽古をやった後、組みでやる稽古で凄く重要な稽古!!

自分の重心、姿勢、脱力(無駄な力が抜けているか?)の修正の他に相手の重心位置や姿勢の崩れを感じる稽古にもなってる。

防御の基本でもあり、攻撃の当たりの稽古でもある!!

慣れてくると見ただけで相手の重心位置がわかるよ!

伝えたいのは、人間の身体は使い方次第で全然出る力が違うってこと。

結局は建造物と一緒で骨と関節周りの筋で身体を支えてる。

当然まとまった方が強いしブレが無いから速いのね。

積み木でもバランスが悪いとすぐ崩れるでしょ!!

口伝で昔は「屍体になれ」って言われてたらしいwww

力を抜けってことだけどね!

上手く言えないけど力むと身体はまとまらないんさね。

簡単に言うと本当に高い精度で重心を真ん中にして立つのが基本。

関節の向きが肝。

日本舞踊なんかのイメージかな?

能とかもだけどあれがちゃんと出来ると強いんさ。

使い方を知ってれば凄い力が出せる!!

身体の使い方を稽古するだけだよ!!

運動神経とか関係ないから!!

心からみなさんに体験してもらいたいと思う!

一生付き合っていく身体だからね。

もっと上手く使える様になれば世界が変わるよ!

本当に。

まあ、残念ながら簡単じゃないんだけどねwww。

でも、簡単に誰でも出来る事が出来ても面白くないでしょ?

コツコツ楽しんで出来る人を待ってます。

2019年限定で体験も始めたので気になった人は気楽に来てみてね(笑)

では。

気功!?呼吸法でヒーリング?

力を使わない柔らかい武術には呼吸法があって、練功の時はゆっくり深く行うのだけど。

速い動きをする時は少し違うし、医療目的でやる呼吸(気功)はまた少し違うのね!

まぁ、大体は同じなんだけどちょっとだけ違って、ちゃんとやるには少し訓練が必要かな。

でも、太極拳とか沢山やると自然に出来るようになる。

不思議と動きと呼吸が自然に連動するようになるからね!

あながち太極拳を気功と言ったり健康に良いと言う人も嘘ではない。

まぁ、暴飲暴食せず規則正しい生活の方がはるかに効果はあるだろうけど(笑)

適度な運動なら何でも身体には良いだろううけど、深い呼吸法はストレスを軽減したりもするので順を追って説明するね!

最初に武術の呼吸からwww

まずね、皆勘違いするのは深い呼吸って沢山吸い込むことじゃないのね。

出来るだけ吐くこと。

沢山吸っても吐ききれないと肺の中に古い空気が残っているから換気されない。

そもそも肺は吐くことしかできない。

肺を広げる筋肉は無いから絞るだけ。

んで吐いた分、1気圧ある周囲から空気が入ってくるだけ。

特に武術の呼吸は必要以上に吸い込まない!

吸い過ぎると動きが止まるし、お腹(丹田)の力も抜ける!

自然と入って来るだけ入れる!決して吸込まない。

練功をする時はなるべく長く少しづつ吐く。

吐ききったら下腹を意識しながらさらに吐ききる。

慣れるとその時、吐いてるのに自然と下腹がもりあがるよ!

大角膜を上げて肺の中の空気を絞り出すんだよね。

吸う時は自然に!

肺を普通のポジションに戻すイメージ。

太極拳をする時は引き込んだり捻ったりする時は吸って、打つ時ゆっくり吐き出す。

速い突きや動きをする時は、やっぱり吐ききるんだけど短く強く吐く。

んで、反動で早く吸う。

あ、初心者は強い呼吸はしないでね。

ゆっくり深い呼吸を沢山やってからだよ!

次に気功の呼吸ね。

これは当然強くはやらないけど下腹でコントロールするのは一緒。

深く長く吐ききって自然に吸うのも一緒。

吐いたところで数秒止めたり、自然に入ってきた空気をすぐに吐かずに数秒止めたりする方法もある。

まあ難しいしノーマルで良いと思う。

いっぱい吐くとね。気持ちも落ち着くし、ふっと楽になる。

ため息とかも実は同じだよ。

皆さんストレスがある時自然にやってるでしょ?

理にかなってるんだよねwww

それをね、意識的に効果の高い方法でやるの!

身につけると緊張する場面とか、集中する場面とか役に立つよ!!

あと決定的に武術の呼吸と気功の呼吸が違うのは、武術は明確に分けないけど気功は口から吐いて鼻から吸う!!

冷たい空気は鼻から吸って脳下垂体を冷やして、吐く空気は温かいから口から吐く!

脳下垂体を冷やすと自律神経が安定するよ。

なので朝とか外でやるのが良いみたい。

気持ちのコントロールにも有効なんでタイチークラブの武術はおすすめです!!

では。