中国武術の真実その2。

日本の武術と大陸の武術の差は人。

あちらは武士が居なかったからね!

日本と違い民間で広く行われた。

その1で書いた、何で法治国家の明や清で武術が必要とされたかだけど、、、。

そもそも大陸の国家の見方に誤解がある。

ちょっと、長くなるけど前提から書くね!

まずね。中国は一つの国じゃないのね!

大きな大きな中国大陸という土地に言葉も文字も風習も全然違う民族が何十何百と散らばって住んでいたのね。

しかも一族単位で!(村一個同じ一族とか)

その土地を一般的に天下と言って国境の概念は無い状態!

中国大陸もその外もすべて天下。

天下の中で黄河中下流域を中原と言った。

中原とは天下の中心て意味!

んで、村単位で一つの社会(国)となる、そうすると村同士が戦争をしたりする。

リアル修羅の国です(笑)

陳家溝とかそうやって出来たんだと思う。

きっと陳さん一族は無敵だったんだろうねwww

今でも田舎とかだと村同士(一族同士)が争うと村の男衆で戦争をするって話もある。

まあ、それはガセかもしれないけど(笑)

でも、あっちの人は今でも一族の絆が強い。

そして出身が違うとまったく信用しない!

それは本当。

んで、リアル修羅の国状態がつづくとね。

そのうちね、お金や権力をもつ一族が出てくる。

そうすると人を雇って私兵をつくり、近隣を襲ったりする!

注)お金=金、宝石など。 紙幣は王朝が変わると紙くずになるのであまり信用されていなかった様子。

まあ普通に盗賊(笑)

んで一番お金と兵力を集めた一族が地域の王になる。

そして国が生れる訳だけど、国境の概念も民族の概念もないから、なんたら村のなんたら一族が力をつけて天下をとって一族の何々が王となった。ってなる。

皇帝も一緒。

文献では天命によりってなるけどねww

国民国家じゃないからね。構造は簡単。

王は金持ち、皇帝は一番の金持ち!

軍隊は王や皇帝がポケットマネーで雇った私兵ってなる。

ちなみに軍は足りない分は自分で稼ぐって伝統で、官僚も自分の食い扶持は官位をつかって自分で稼ぐのが当たり前だったらしい。

そして一族の中で出世した者がいれば、その人が一族全員を養う。

人民解放軍のフロント企業がファーウェイだったり、中国共産党で賄賂が蔓延しているのも、共産党幹部の親族が国営企業の要職についていたりするのも実は伝統だからwww

話が逸れた!

んで王や皇帝以外も村単位や地域単位で軍閥や野党がたくさんいるから、実は王や皇帝も面子が潰されたりすると簡単に騒乱になる。

朝鮮討伐失敗とか、北方民族に侵入されて弱腰外交とかね!

騒乱になると中原の外から来た勢力が新しい王朝を立てたり、泥沼の中新しい王朝に取って代わられたり。

中国5000年って言うけど何度も大陸の人口が極端に減ってるし、外からの流入も有るので古代中国人と現在の中国人は別民族って研究者もいる。

漢字を作った殷の人間も全滅したか?すべて姿を消している。

実は殷っていうのは後世でつけられた蔑称で、本当の国の名前は商といったらしい。

彼らは商滅亡後、天下に散って商人となり話し言葉も書き言葉も違う人達と商売するためのツールとして漢字を広めた。

自分たちが中国や香港、台湾へ旅行へ行って漢字で何となくコミュニケーションが取れるのは彼らのお陰だね!

話を戻すと、王や皇帝が統治していたのも高い塀に囲まれた都市とその周辺。

確かに都市の中では法治だったけど、前に書いたように地方の村々では一族独自の法で運営されてたし。

他の広大な国土の殆どは無法地帯。

そもそも際限なく土地が広い上に人口は疎ら、法治は無理!

そんな中で民間で中国武術は発展してきた。

次回に中国武術について書くね!

では。