中国武術の真実その1。

思えば武術を習い始めた頃は、いろいろ誤解してたなぁ、、、。

当時の兄弟弟子も多かれ少なかれそうだったと思う。

例えばブルース・リーのファンだった奴は稽古体型に疑問を持ちながらやってたし。

これ強くなれるの?って(彼は空手もやっていた)

テレビや映画の影響で何か魔法のような必殺技が有ると思ってるやつも多かったと思う(笑)

ネットも無かったしね。

今は、いろいろ情報がとれて自分にあった趣味や興味の有るものが選べるからいいよね!!

でも、やっぱり武術の稽古に関しては当時の自分らと一緒で今も一般には理解されないと感じる。

日本人は(多分大陸もかな?)身体の使い方が明治以降変わったと言われてる。

歩き方や走り方、動き方が西洋式になった。

能とバレエを比べればよく分かる。

あそこまで極端じゃなくもコンセプトが全然違う!!

自分たちのベースが変わってしまっているから映像で見ても文章で説明されても理解できるわけがない。

武術は東洋的な身体運用で成り立っているから!!

江戸時代の人間であれば感覚的にすぐ理解できるかもだけどね!!

ちなみにどっちが優れているか問うのもナンセンス。

条件や状況によって変わるから。

一長一短。短所と長所は変化する。陰陽だね(笑)

でも、その辺が理解できないとブルース・リー好きの彼の様に”こんなの使えるの”ってなる。

使う場所と戦略が違うだけ。

だから身体の使い方も変わってくる。

中国武術についての誤解もある。

自分もこんな事やっているから気になっていろいろ調べて見たりする(笑)

昔の名人の逸話で一撃で相手を殺して牢に入った人の話がある。

牢を出たところでまた狙われて返り討ちにしたって話だけど。

また、宮本武蔵じゃないけど生涯何十人もと戦って無敗の人。

この人も何人も打ち殺している。

当時から中国は法治国家じゃ?

何故、打ち殺した話が多く有るの?

中国には日本の何倍も武術が必要とされ発展してきた背景がある。

そのへんが解ると、どういう目的と戦略で武術が成り立っているか解る。

次回から説明するよ!

では。