稽古について
タイチークラブでは、
筋トレや瞬発力を高めることを目的とした
無酸素運動型のトレーニングは行いません。
私たちが重視しているのは、
武術を土台とした「身体操作」そのものを身につけることです。
古来より武術の中で培われてきた身体運用は、
力に頼らず、無理なく、
それでいて 速く・強く・安定して動くための合理的な方法です。
一般には失われたり、
一部で秘匿されてきたこれらの身体操作は、
現代の視点で見ても非常にシンプルで、
年齢に関係なく取り組むことができます。
そのため、
歳を重ねても続けられ、
生涯を通して深めていくことが可能です。
身体操作を身につけることが、すべての基礎
武術の技は、
身体操作が身についてはじめて「使える技」になります。
そのため、タイチークラブでは
初学者の段階から
いきなり技を教えることはしません。
まずは、
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自分の身体の軸を感じ取ること
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力を抜いた状態で安定して立ち、動くこと
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重心・呼吸・全身の連動を理解すること
といった
身体操作の基礎を最優先で学んでいきます。
套路(型)は、身体操作を学ぶための稽古
套路(型)は、
単に形を覚えるためのものではありません。
套路は、
身体操作を身につけるための練習そのものです。
立ち方・重心の移動・力の抜き方・全身のつながりを、動きの中で体感しながら学んでいきます。
初学者は大きく、ゆっくりと動きながら、
身体の使い方を丁寧に確認します。
経験を積むにつれて、
動きは小さく、鋭く、
同じ套路がまったく別の質を持って現れてきます。
希望者は、技の稽古へ
身体操作が身についてきた段階で、
その身体の使い方を用いて、武術の技を学んでいきます。
ここで初めて、
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技が崩れない
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無理なく力が通る
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実際の状況で使える
といった武術本来の稽古が成立します。
技は、身体操作の延長線上にあり、
身体操作なしに技だけを学ぶことはありません。
基本稽古
站椿功(たんとうこう)など
立ち方と動き方の基礎を、
じっくりと学ぶ稽古です。
独特の身体運用方法の根幹となるもので、
稽古の開始時に全員で行います。
最も重要な稽古の一つであり、
上級者であっても何度も立ち返り、
その都度、新たな発見があります。
套路・型
太極拳・八卦掌などの套路を用いて、
站椿功や雲手で学んだ身体操作を
動きの中で深めていきます。
初心者は熟練者がついて別練習を行い、
無理なく段階的に進めていきます。
対人練習・自由練習
対人練習では、
推手・入り身稽古など、
2人1組で攻防のための練習を行います。
一部は基礎稽古と並行して行いますが、
主に基礎が身についてから取り組みます。
自由練習では、
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ミット打ち
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やわら
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套路の使用法
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武器
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ナイフディフェンス
などを、
個々の練度や特性に応じて行います。
身体と心はつながっている
正しい姿勢、安定した重心、自然な呼吸は、
心の状態にも大きく影響します。
武術の稽古を通じて、
身体を整えることは、
同時に心を整えることでもあります。
その結果として、
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不要に動じない心
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根拠のある自信
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有事にも崩れない落ち着き
を養っていきます。