太極拳の呼吸と気功の呼吸は表裏一体です。
リラックスしてゆっくり吐く気功法の呼吸を速く強く行うと爆発呼吸となり武術の呼吸となります。
太極拳の呼吸と気功の呼吸は表裏一体です。
リラックスしてゆっくり吐く気功法の呼吸を速く強く行うと爆発呼吸となり武術の呼吸となります。
金ちゃんが掌打の練習方法をレクチャー!
あくまで上半身の使い方の稽古です。
本来は足からの力を手に伝える必要があります。
太極拳も八卦掌も形意拳もただの入れ物です。
戦うのは自分。
中身が大事です。
武術は弱い人が強い人に対応するためのものだと思う。
ある意味、道具でありライフスタイルであり、哲学でもあるかな。
長い人生楽しんで稽古していきたいね。
昔は古武術や中国武術は書籍しか無くて、写真や絵じゃ動きは解らないし説明通り真似しても合ってるんだか違うんだか分からず大変だった。
今はネットに動画は溢れてるし、詳しい説明も使い方もある程度調べられる。
自分なんかも色々観ていると良い勉強になる。
刺激ももらえるし、気づきも有るし。
でも、動画を観たり理論を勉強してるだけの人で武術を身に付けた人はいないんじゃないかなぁ。
もしいたら、かなりの天才か?。他の事で下地がある人。
何故、あれだけ情報があって身に付けられないのか?
他のスポーツもそうじゃないかなぁ?
人に習うのは動きや理論をベースにした、身体操作のイメージだから。
理論的に伝えようが、感覚的に伝えようが、スポーツのコーチングは教える方のイメージを教わるほうがどれだけ受け取れるかだと思う。
教える方も、誰かから受け取ったイメージを自分の中で育てて人に伝える。それが伝統。
一部の天才を除き人は何もないところから、洗練された物は生み出せない。
例えば、皆んなが使っているスマホ。
天才スティーブ・ジョブズが彼のイメージを形にした。
それ以前と以後では皆んなのイメージは全然違う。
i Phoneの機能、使い勝手を見て触って、そのイメージを身に付けた人がたくさん出て来たから。
やがてAndroidが出来て凄い勢いで進化してる。
話は変わって。
今、武術や格闘技にも沢山の流派や団体があり、教えてる人や個人によっても技術や戦術ががう。
よく、どれが一番強いか?って話になるけど(笑)
ナンセンス!
強いっていうか、有利不利は状況や舞台で180度変わるし、もしルールや
状況を統一しても人によって、また個人の工夫によって同じ流派が強くも弱くもなる。
多様性!
それが正しい姿だと思う。
水が流れるように伝統武術も個人の工夫によって変化して行くべき。
勿論、骨格となる套路や稽古法は絶対に必要だけれど。
そういう意味では時代によって注目される流派が違ったり、強い人が多岐にわたる流派から出てきたりする今の状況は、正しいと思う。
ダメなのは、伝統を重視するあまり思考停止すること。
どの流派も伝統的な套路や稽古法はシステマチックに優れたものが多い。
でも、そこでとどまっては勿体ない。
それを身に着けた上で自分の工夫で実用的に変えていく。
そこが本当に面白い。
うちの生徒さんには、一日も早くうちの流派の基礎と身体操作のイメージを身に着けてもらい、自分なりのスタイルを工夫、確立していってもらいたいなぁ。
では!
この前、K師範と話してて「太極拳って何で構えらしい構えが無いのかね」って話が出たんさ。
確かに、昔から不思議に思ってた。
強いて言えば、一番最初の起勢に入る前が構えになるんだけど、手を下に下ろしてるしね。構えらしくない。
例えば、うちで他に練習してる八卦掌や形意拳も構えはある!
ここからは100%想像ね笑
主に使われていたシュチュエーションが、違ったのではないかと?
別に研究者じゃ無いので、自分が武術をやってきた肌感覚というか、、、。
まあ予想だね。
武術が武器術(兵器)から来ているのは常識だよね。
例えば形意拳は槍術が元になったのは有名だし、八卦掌なんかそのまま両手に刀を持てば双刀術になる。
で、武器は何処で使う?
戦場だよね。
戦場では戦う前提でそこに立つ訳だから当然身を守る為に構えが必要。
では太極拳は?
まあ当然他の武術と影響を受け合っているので、身体の使い方は似たものも多いし武器も使える体系ではある。
太極剣とか有名だしね。
でも、日本でもそうだったけど刀や剣は2次的な武器で戦場のメインは弓と槍、矛なんかの長物。
青龍刀は兎も角、細身の剣なんかは兵器と言うより護身武器だったのでは?
太極拳の套路から見ても戦場で使う様な長い武器よりも剣、短剣や暗器なんかの武器の方がしっくりくる。
構えはあるけど八卦掌もそうなんだけどね。
でも、八卦掌は長い武器も有るし、昔重たい半月刀みたいな武器の套路も見た事有るから、長重武器から暗器までオールラウンダーな気がする。
勝手に思うに、太極拳は小さな戦闘や個人の争いに特化して発展したのでは?と思う。
普段の護身や争いなんかでは、自然体で技が出せた方が有利なんだよね。
襲われた時も構える暇があったら攻撃したりかわしたりする必要があるし。
剣術と抜刀術みたいな物で、日本では両方修業する流派が多いけどそれぞれ使い所が全然違う。
抜刀術が得意な武将も戦場では刀を抜いて戦っただろうし、そもそも多くは槍を使っただろう。
だけど、いつ闘いが始まるか判らない日常の小競り合いや争いで抜刀術ほど怖いものは無かったはず。
取り決めも何もない日常の争いでは先に攻撃を当てた方が絶対有利だから。
攻撃側は刀を抜いて構えれば、先に攻撃するチャンスを自分で放棄する事になる。
言いたい事わかるかな。
太極拳は他の武術のと一緒で、武器で戦うポテンシャルもノウハウも有るのは確かだけど、套路は素手又は暗器で戦うのに特化した物じゃないか?
戦場以外では。又は開始の合図を誰もしてくれない状況では、素手又は素手に見える状態は最高の武器になるから。
自分の勝手な意見では、皆んな基礎は同じだけれど太極拳は日常で、八卦掌は中間、形意拳は戦場で使いやすい様に技が多く構成されている気がする。
どの武術も使い手次第。
同じ技でも何通りも使い方がある。
基礎をしっかり身に付けて自分が必要な部分を伸ばしスタイルを作り上げるのが大事だと思う。
では。
このブログだけど、最近タイチークラブのPRを書いていないので、たまにはタイチークラブPRのブログを書こうかな!
まずね、タイチークラブでメインで教えている武術は太極拳と八卦掌になります。
入門者が戸惑うのが、太極拳。
太極拳といっても戦前に作られた古式(伝統太極拳)になります。
伝統太極拳は一般に5大門派が有名だけど、実はその他にも分派して伝統太極拳と呼ばれるものは沢山ある。
タイチークラブでは、そのうちの一派の太極拳を稽古しているよ。
それに対して、今世界中で1番多く愛好者がいる太極拳が、制定拳とういう。
制定拳は戦後、中国共産党が競技として広めた武術太極拳の套路の事。
基本の稽古を重視する伝統派に対して、型(套路)の綺麗さを審査員が点数を付けて競う競技で武術というより舞や体操競技に近いものだね。
一般的に武術太極拳と言われるけど太極拳以外の武術も種目として含まれるよ。
南拳、長拳、各武器それぞれ決まった套路(制定拳)がある。
太極拳としては、共産党が健康増進の為の体操として広めた簡化24式太極拳(おじいさん、おばあさんが公園でやってる太極拳)の他、48式、88式なんかがある。
武術なんだか体操なんだか、非常に分かりづらいんだよね。
しかも伝統派も、套路しか稽古しないところも多いから余計に訳がわからなくなる。笑
伝統的な武術の套路や基本功は非常に良く出来ていて、現実をちゃんと見てカリキュラムを組んで稽古すればとても優秀な体術になる。
伝統太極拳と言えど、稽古の為の稽古をし続ければ武術太極拳と変わらないよ。
でも、格闘技とも実は違う。
昔、空手出身の生徒さんに「スパーリングとかやんないんですか?」って聞かれた事がある。
正直、若い頃少しやったけど今は必要ないと思っている。
まあ、遊び程度には良いかもね。
皆んな、間違っているけど武術と格闘技は似て非なるもの。
もし、自分が若くて格闘技の試合に出るならその競技の練習を必死にするから笑。
その中で、使える武術の技で相手が知らない技を使うかな笑
F1の車は物凄い軽くて高性能でサーキットでは一番速いでしょ?
でも、あんな物普段の生活で乗れないよね。
荷物積めないし段差が有れば走れないし。
武術はね、大陸では一般の人達の中で受け継がれた物なんさ。
戦場でも使われたけれど、生活の中でもとても役に立った。
競技みたいにトレーニングに時間と労力を使わないのも長所。
ある程度習得すれば生活自体が稽古になる。
古武術の身体の使い方、考え方、心の在り方。
稽古して楽しいだけじゃなく、護身に有用なだけじゃなく様々な恩恵がある。
お陰様でうちは雰囲気も良いし、生徒さん皆んな楽しそうに稽古している。
もし、やってみたいと思う人がいたら気楽に参加して欲しいな。
その為に正式な入門は初参加後半年後になっているよ。
では。
よく、日本の武道で”心技体”って言うでしょ!
あれは武道、武術の摂理をよく表していて、技よりも体よりも先に心がある。
まぁ、一般的に武道家は人格者であれって意味で言われたりするけど、自分の解釈は少し違うんさ。
実はこれが解って実践出来ると、全ての物事に通じたりする。
仕事だったり人間関係だったり、趣味やスポーツなんかの全てのパフォーマンスが上がる。
武術、武道や禅、道教なんかにはそんな魔法の摂理が隠されてるんだよね。
ここはタイチークラブのブログなんで、武術、武道的観点から説明したいと思う。
まず心とは何か?
心理学の用語で言うと、潜在意識と言われる部分。
皆んなが普通に意識出来る部分が顕在意識って言って、一説によると意識の中の3%と言われる。
それでね、心と体はつながっていて、干渉しあっている。
顕在意識と潜在意識を含めた部分が体を動かしたり、行動に影響したりしている。
大きさで言うと潜在意識は意識の97%!
いくら意思の強い人でも、禁煙やダイエットが続かない訳だよね笑
潜在意識の中には、人としての本能や自身に対するイメージがあり、物事を行い続けるには、意思だけではなく心の部分である潜在意識も味方につけなくてはならない。
いざと言う時身体を動かすのもそう!
本能や自分自身のイメージが行動を決める。
最初の話に戻るよ。
心技体で、1番最初に心があるのは、どんなに凄い技を習っても、強い身体を持っていても心がダメなら役に立たないから。
武術や武道、格闘技を習っていて戦える実感がない。
または、戦えると思っていて実際動かなかった。
って人がいる。
勿論、ここの太極拳どうなの?ってところも多いけど、実戦を想定してカリキュラムを組んでいるところを前提に話すよ。非常に少ないけど笑
稽古して技が出来るから戦えるんじゃなくて、戦えると心から思っているから稽古した技が使えるんだよ。
だから、武術家は技と一緒に心を鍛える必要がある。
って言うと、何か厳しい修行をすると思うかも知れないけど違うよ。
心を変えていく。
説明すると、持って生まれた資質と環境や今まで生きてきた経験がその人の心を作っている。簡単に言うと自己イメージ。
自分自身のイメージがネガティブならば、ポジティブに変えていくのが心を鍛えるって事。
普段行う方法としては、
1)出来たことをなるべく沢山数える習慣をつける。
稽古の中で、前回出来なくて今回出来たことを強く意識する。
毎日、「部屋の掃除が出来た。」「時間にちゃんと起きられた」簡単な事でも 出来た事を意識して数える。
2)ステータス以外のものを信じる。
ウチの生徒さんで言えば自分やK師範だったり、流派だったり、型だったり。
「これを稽古しているから強い」と自己暗示をかける。
技のキレや威力、戦歴を頼りにすると、それ以上のものに出会った時自信がぐらつく。
3)周囲のストレスを排除する。無理ならばストレスを軽減する習慣をつける。
よく言われるのが、ストレスのかかる場面で自分自身を1m上から冷静に見る感覚を意識する事。あたかも自分自身を画面上で操作する感覚。
4)ネガティブな事を引きずらない習慣をつける。
起こった事を、出来事として認識する。対外的に謝った後の反省は必要ない。
再発防止対策を考えたら過去のことにする。
5)悩まない。
考えるのと悩むのは別。考えて行動するが、悩まない。
考えて対策が出ない時は放置。何とか出来る時期では無い。
一見、武道に関係無いと思うよね?
そう、仕事だろうが趣味だろうがスポーツだろうが心(意識)が身体と技を使って行うのは変わらない。
一番良いパフォーマンスを出すには、心の状態=良い自己イメージ=自信が有る状態にしないとダメなんだよ。
よく武道は心も体も鍛えるって言うけど、逆で心が良い状態(自信がある状態)出ないと練習の時しか技が使えない。
後、身体から心にも大きく影響する。
身体が怠かったり、寝不足だったりすると心がマイナスに動く。
身体に負担の無い生活や食事も大事。
うちで教えている武術の内、太極拳と八卦掌は特に身体を整えるのにも良いからね。
でも、いくら稽古を頑張っても不摂生や強ストレスには勝てないから生活の改善の方が大事かな!
ちなみに今のクラスではまだ技を使う稽古はして無いよ。
でも、皆んないずれ使う稽古をするわけだから、今のうちから心を鍛えておいてね。
では!